メールで販促するためのファーストステップ!メールアドレスを集める方法
メールアドレスを集める方法は主に以下の2つがあります。
1つ目は、ホームページ上でメールアドレスを集める方法です。
自社ホームページにメール会員登録フォームを用意して、ステップメール・メルマガ会員を募集します。
訪問したお客さんにメールアドレスを登録してもらうには、会員登録のメリットを伝えることが大事です。
「会員様限定のクーポンを不定期配布!」「会員様限定のセール案内あります!」などお客さんが登録したくなることをページに記載しましょう。
また、商品購入後のお客さんに、メルマガ配信を希望するかどうかを尋ねてメルマガ会員に誘導する方法も有効です。
2つ目は、お客さんに直接メールアドレスを聞く方法です。
展示会やセミナーに参加したお客さんに、営業担当が名刺交換をお願いしてメールアドレスを集めます。
どちらの方法も、集めたメールアドレスをデータベース化し、お客さんに対して継続的にステップメールやメルマガで情報発信をしていきます。
読んでもらえるメールにするにはどうしたら?メール作成の工夫ポイント
お客さんのメールアドレスが集まったら、コンテンツを作ってメールを配信します。
読んでもらえるメールにするためには、以下のようなことを工夫してみましょう。
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件名を工夫する
メールを読んでもらうためには、まずメールを開いてもらわないといけません。
メールを開いてもらうには、件名がとても重要です。
メルマガは内容づくりに大半の時間を掛けますが、開封されないことには作ったメルマガの価値を届けられません。
件名の付け方はいろいろ工夫の仕方がありますが、オススメはメルマガの内容を的確に表すことです。
件名と内容が一致していれば、お客さんにストレスなく見てもらえます。
送る相手は会員登録してくれているお客さんなので、発行元が想像できる件名にするのも重要です。
件名を見て、「どこの誰が送ってきたかわからない」と思われてしまうと開封されにくくなってしまうので気を付けましょう。
他にもイベントを実施していれば、件名に「○月○日まで」「会員様限定」「期間限定」といったことばを入れて開封を促すことも有効です。
ただし、イベントを実施しているときでも、件名で必要以上に煽らないようにしましょう。
その方が、お客さんとの信頼関係を維持しやすいです。 -
相手に合わせたメールを送る
当たり前ですが、読んでもらうためには、送る相手にあわせたメールを送る必要があります。
年齢層や性別など、属性(セグメント)ごとにコンテンツを作って、お客さんにぴったりのメールを送ることが有効です。
しかし属性に合わせてコンテンツを作り替えることは、労力が必要でコストもかかります。
簡単なものだと、お客さまの名前を件名や文中に差し込む手法もあります。
(PDCAサイクルを回して費用対効果の出やすい、バランスのよいセグメントを探していきましょう。)
相手に合わせたメールにすることで、「自分宛のメールだ」と認識してもらいやすく、一斉配信に比べて読まれる確率がアップします。 -
スマホでもパソコンでも読めるようにする
お客さんがスマホで読むのか・パソコンで読むのかといったことも考慮しましょう。
HTMLメールを作るときは、スマホでもパソコンでも正しいレイアウトで表現されるように気を付けます。
HTMLをメールソフトでうまく読み込めない方向けに、メールと同じ内容をウェブサイトにアップしてサイト上でも読めるようにしておくとさらに親切です。
中にはそもそも、HTMLを受信しないようにしているお客さんもいます。
そういった方のために、HTMLメールとテキストメールの2種類を送り分けられる、マルチパート配信を行うことも大事です。
1配信につきHTMLとテキストの両方用意するので、たいへんですが最も効果的な方法です。
メールを作るときは、HTMLとテキストで案内する内容に差異がないように気を付けましょう。 -
同じような内容のメールを連続して送らない
オススメ商品の案内やお得情報、クーポン案内を送るのは直接販促につながる方法です。
しかし、同じような内容のメールを続けて送信していると、お客さんが飽きてしまうかもしれません。
ときどき「お役立ち情報」など専門家の立場からのアドバイスなどを送るようにしましょう。 -
配信頻度は多くしすぎない
配信回数があまりにも多いと、開封率が下がったり登録解除される可能性が上がります。
配信回数は、店舗のお客さま向けに配信する場合、週に1回程度を目安にしましょう。
また、配信する曜日・時間もルール化するのもポイントです。
メールが送られてくるタイミングを把握できると、読む習慣を作ってもらいやすいです。 -
売上につなげることを意識する
メールでの販促は、売上をアップさせることが目的です。
お客さんの役に立ったり、ワクワクする気持ちを届けることも大事ですが、最大の目的は売るためであることを忘れないようにしましょう。
メールの内容は、商品ページを見たくなるような情報・導線になっているか意識する必要があります。
商品を案内するときは、「(商品名)〇〇%OFF ○○○円」と簡潔な要素でひきつけて、商品ページへのリンクは目立つように配置します。
HTMLで表現するときは、魅力的な画像と、大き目のボタンで商品ページに誘導しましょう。
またメルマガ登録したお客さんは、すでに商品に興味を持ってくれているお客さんなので、購入するメリットをしっかり伝えましょう。
お客さんはメルマガ会員だけの特典や、セールの先行案内なども期待しています。
期待に応えられるようなメールを作って、売上につなげましょう。
メールで販促するときの注意点
メールを使った販促は手軽であるからこそ、配慮が必要です。
お客さんとの信頼関係を維持するためにも、以下の点に気を付けてメールを送るようにしましょう。
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事前に相手の許可をもらっておく
基本的には、ホームページ上でメルマガ会員登録を申し込んだ方など、許可を得てメールアドレスを記載した人だけに送ります。 名刺交換をして直接メールアドレスを聞いた相手には、事前に「メールを送りますね」と伝えておきましょう。 -
商品・サービスに関心をもつ人に絞り込む
商品・サービスの取り扱いが多岐にわたる場合、なるべくお客さんの趣味・思考に合わせた内容を送りましょう。
このようにお客さんを条件で絞り込みことを「セグメント」といい、メールマーケティング手法の一つにもなっています。
データベースに、法人・個人の区分や、年齢・性別などが登録できていれば活用しましょう。 -
いつでも配信停止ができるようにしておく
メルマガやステップメールを送信するときは、メールの文中に「配信停止はこちら」といった文面を必ず記載します。
配信停止のURLにアクセスできるようにしておき、手続きも手間がかからないようにしておきましょう。
メールでの販促は効果検証が必須!見るべき数値を押さえよう
メール販促は、メールを送って終わりではなく効果検証が大切です。
効果を検証するときには、数値で測定する必要があります。
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メール独自施策の効果を測る
たとえばメールだけで案内した商品があった場合や
同じように、メルマガ限定のクーポンを発行した場合は、クーポン利用による売上や件数を計測しましょう。 -
開封率を測る
お客さんが「メールによって思い出してくれたかどうか」を知ることも大切です。
配信したメールを見てもらえた割合は、開封率で測れます。
開封率は、件名の良し悪しが現れます。
先ほども書きましたが、メールは開封されなければ中身を届けられません。
開封率は毎回チェックして、改善点を検討し、次回のメール販促に活かしてください。 -
メールの内容の良し悪しを測る
メール内のリンクからどのぐらい商品ページに誘導できたか確認するという方法もあります。
リンクに独自のパラメータを入れることで、メール経由のクリック数や売上を測れます。
(計測できる項目は、自社で使っている解析ツールやメール配信ツールなどによります。)
メールの効果を測定するためには、基本的に解析ツールやメール配信ツールを使用する必要があります。
メール配信ツールなどを導入すれば、メール販促をサポートする機能が準備されています。
開封率やクリック率の測定や、メールアドレスのエラー解析などができるツールもあるので、活用してみましょう。
メールでの販促は何よりもお客さんとの関係維持が大事です。
数値での計測をおこなって改善していくことも大事ですが、数字では測れない「配慮」も必要です。
配信頻度やメールでの案内の仕方、ことば選びなど、適切に行いましょう。