そもそもニュースレターとは?

ニュースレターとは、自社・自店の手作り新聞のようなもので、お店の情報を定期的に届けるものです。
「お店通信」「かわら版」「会報誌」などいろいろな呼び方があります。
お店でお客さんに直接渡したり、お客さんの住所に送ったり、ウェブサイトに掲載するといった方法で届けます。

また、ニュースレターは売り込みが目的ではなく、お客さんとの関係づくりが目的です。
ですので、ニュースレターの内容は、役に立つ情報やお客さんに親しんでもらえる情報を中心とするのが基本です。

頻繁に発行するよりも、気持ちのこもったレターを丁寧につくっていきましょう。
月に1回か、3か月に1回ぐらいの頻度で発行できればよいペースです。

ニュースレターの例

ニュースレターのイメージです。
印刷して配布するときは、A5~B4サイズぐらいまでの大きさでつくるとよいでしょう。
ニュースレターに書く内容に困ったら、こちらを参考にしてください。

ニュースレターのイメージ

Point
手書きのメッセージや写真、イラストなどを入れてお店の手作り感のあるニュースレターにしましょう。
手作り感がでると、書いた人の想いや温もりが伝わりやすくなります。

すぐに使える!ニュースレターのコンテンツアイデア集

ニュースレターをつくるときにどんな内容を掲載するか迷ったら、以下のアイデアをヒントにしてみてください。

商品紹介・セール情報などの案内

ニュースレターに掲載しやすいネタは、新商品の案内やセール情報かと思います。
お客さんが知りたい、新商品の案内やセール日などの案内は漏れなく入れましょう。
ただし、商品を紹介するときは押し売りにならないように気を付けましょう。
(商品の売り込みをしたい場合は、ニュースレターよりもチラシやDMが適します。)
商品紹介が中心になるときは、商品の誕生秘話やこだわりポイントなどを添えてみてください。

例:
  • 新商品の案内
  • 入荷情報
  • 来月のセール日案内
  • 切り取って使えるクーポン
  • 商品開発秘話
  • 商品のこだわりポイント紹介
  • スタッフレビュー
  • 商品のユニークな使い方アイデア etc…

スタッフの人柄が伝わるようなコンテンツ

ニュースレターには店長さん・スタッフさんのパーソナルな話題など、親しみやすいコンテンツを掲載しましょう。
お客さんにスタッフの人柄を知ってもらうことは、お客さんとの関係性づくりの第一歩です。
お店の理念や想いを語ってみるのもよいですし、お店の歴史について掲載してみてもよいでしょう。

例:
  • 最近あったできごと
  • スタッフ紹介
  • お店での裏話
  • 店長の本音
  • 私たちの想い
  • 編集後記 etc…

お客さんが読んで得をするコンテンツ

専門家からのアドバイスやお役立ち情報など、お客さんに「役に立った」と思ってもらえるようなコーナーを入れてみましょう。

例:
  • 「素朴な疑問に答えます!Q&A」コーナー
  • 「プロの裏技を教えます!」コーナー
  • ○○を使うときのコツ紹介
  • ○○を使ったレシピ紹介
  • トレンド情報 etc…

店舗周辺情報・地域の話題

お店の近隣の情報などをお客さんにもお届けしましょう。
ニュースレターで他店さんを案内するときは、事前に許可をもらっておいてください。
近隣のお店の紹介をすることで、また自店に来てもらえるきっかけにもできます。
日ごろから周辺のお店にアンテナを張っておくとネタがつくりやすいです。

例:
  • スタッフのオススメショップ紹介
  • 商店街のオススメ店
  • ○○町でのオススメの過ごし方
  • お子さまとお出かけしやすいオススメの場所 etc…

お客さんとのコミュニケーションコンテンツ

お客さんとコミュニケーションを取っている場合、ニュースレターにも取り入れるとよいでしょう。
たとえば、お店の目安箱に寄せられる投稿や、SNSで募集したアンケートの結果などをお客さんにも伝えてみましょう。

例:
  • お客さまの声
  • イベント情報
  • アンケート結果発表
  • 投稿コーナー etc…

お客さんに楽しんでもらえるコンテンツ

お客さんに息抜きとして楽しんでもらえるコンテンツを、付録のように掲載してみてもおもしろいです。
お客さんの家族にも目を通してもらえる機会が増えるかもしれません。

例:
  • 雑学・まめ知識
  • 占い
  • クイズ・間違い探し etc…

これだけは気を付けたい! ニュースレターを書くときの注意点

ニュースレターをつくるときには以下の点に気を付けてつくってみてください。

  • 売り込みを控えめにしているか
    ニュースレターをつくるときは、お役立ち情報や、お客さんに親しんでもらえるコンテンツを中心にしましょう。
    お客さんとの関係づくりが目的なので、売り込みを控えめにするのがポイントです。
    売り込みを控えめにしておくことで、継続的に発行しても警戒心を持たれにくいというメリットがあります。
  • 販売につなげる工夫もできているか
    売り込みを控えめにするとはいえ、ニュースレターは販促の一環なので、どこかで販売につなげる工夫も必要です。
    セール日の情報など、お客さんがお得にお買い物できる情報は漏れなく取り入れて、来店を促すようにしましょう。
    端を切り取って使えるクーポンを付けてみてもよいでしょう。
    ニュースレターの内容に関連した商品紹介をさりげなく入れるなど、いろいろな工夫をしてみてください。