デジタル販促とアナログ販促の違いとは?

デジタル販促とアナログ販促にはそれぞれの良さがあるため、一概にどちらが優れているという比較はできませんが、ここではメリットなどをご紹介します。
販促についてはこちらをご覧ください。
▶販促とは

情報の速さ

インターネットを活用するデジタル販促は、圧倒的な情報伝達の速さがメリットです。
アナログ販促でダイレクトメールなどの印刷物を郵送する場合、お客さまの手元に届くまで1日以上の時間が掛かるのは一般的です。そのため伝える内容もデジタル販促とは違い、時間差があることを考慮した文面の作成が必要になることがあるでしょう。
デジタル販促の場合、メルマガや専用アプリに登録をしている消費者へ、情報を一斉送信するなど、リアルタイムに拡散ができます。アナログでの販促に比べて、印刷物を用意する必要がなく、工数を抑えて効率良くスピーディに宣伝できる面がメリットになるでしょう。
アナログ販促は、速さではデジタル販促にかないませんが、郵送だけでなく手渡しするなど直接顔を合わせてお客さまに会う機会を作れるため、お客さま先へ訪問する営業活動で大切になる接触回数の増加がある点は、デジタル販促にないメリットといえます。

情報収集がしやすい

デジタル販促は情報収集がしやすく、ツールの管理画面で欲しい情報を切り出すことができるため、アナログに比べて圧倒的に効率がいいといえます。
デジタル販促の場合はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを用いることで、レスポンスのある18歳~65歳までの情報が収集できるため、アナログ販促よりも正確なデータを取得できます。
アナログ販促の場合、レジにてお客さまがどのような人であるかをレジ担当者の主観の入った情報が入力されるため、データは一定の品質とはいえないでしょう。

データの可視化

ホームページへの流入や、専用アプリなどで発行するクーポンの利用者数などのデータを蓄積することで、客観的にお客さまの特徴や傾向を掴むことにつながります。
施策を行った結果、店舗利用者数や顧客単価に変化が起きたのかなども反応が見えるため、どのような施策が好まれる傾向にあるかなどが可視化できることで、アナログにはない効率のいい販促活動につなげることができるでしょう。

ノベルティの特徴

デジタル販促でのノベルティはデジタルデータのクーポンやポイント付与が多く見受けられます。
来店ポイントや、デジタルクーポンなどスマートフォンひとつで完結できる内容が多くあります。そのほかでは、レシートを撮影してSNSから応募する抽選プレゼントキャンペーンもあるでしょう。
これらはインターネットを経由するのでリアルタイムで効果が見えるため、業界を問わず人気です。

アナログ販促でのノベルティは直接対面してお渡しすることができるので、実用的なアイテムの配布が多くあります。店舗での配布だけでなく、企業の営業担当者から手渡しする営業ツールとして使用できるため、企業活動のやり方によって効果的なノベルティを選択しましょう。

ノベルティについてはこちらもご覧ください。
▶ノベルティとは

デジタル販促のもっとも使える2つの手段

デジタル販促で使える手段

SNS

  • LINE公式アカウント
    LINEの企業アカウントが作成できるLINE公式アカウント(旧LINE@)があります。
    日本で8,900万人(日本の人口の70%以上)が利用しているコミュニケーションツールで、QRコードを読み取るだけで簡単に友だち登録ができるため、企業規模を問わず多くの企業や店舗で利用されているデジタル販促手段です。
    個人経営の飲食店などでは、「友だち登録を提示することで割引を行う」方法などでリピーター獲得に利用されている店舗もあります。
    フリープランの場合、月額利用料は無料でメッセージは1,000通/月まで配信ができ、セグメント配信があるほか、クーポン機能やショップカード機能があるので、導入しやすいデジタル販促になります。
  • Instagram
    インスタグラムにはビジネスアカウントがあり、日本では月間3,300万人以上のユーザーが利用するソーシャルネットワークサービスです。
    投稿をすぐに広告にすることができ、広告のリンク先や配信するターゲット設定、広告予算を決めるだけで手軽に多くのユーザーへ情報を発信できます。
    10代~30代の利用者が多く、若年層を対象としている事業には非常に相性が良いといえます。
  • Twitter
    リアルタイムの情報が飛び交うTwitterは、日本では月間4,500万人ほどのユーザーが利用するソーシャルネットワークサービスです。
    投稿はそのほかのプラットフォームとは違い、全角の日本語で140文字までが1投稿になる特長があります。また、広告リンクを設置することで文字数は128文字になるため、短い端的な文章でアプローチできる手軽さがあります。
    そのほか動画広告や画像広告があるほか、アンケート機能もついているのでターゲットとなる方々の情報収集にも利用ができるでしょう。

お店アプリ

お店アプリも企業規模を問わず利用できるデジタル販促手段です。
ポイントカード機能や、クーポンの発行ができる店舗向けのスマホアプリや、ネットチラシの配信などができるプラットフォームもあり、リピーター客を獲得していくために有効になるでしょう。
お店からのお知らせや、キャンペーンのほか、お得な割引の情報なども配信できるため、お店のファン獲得に利用するのもいいでしょう。

人気アプリ

  • GMOおみせアプリ
    導入店舗数 2,800社 8,000店
  • 店舗アプリ
    導入店舗数 900社 8,000店
  • みせめぐ
    導入店舗数 4,400店
  • Gotcha!mall
    導入店舗数 40,000店

    (※2021年12月現在)

店舗数を多く抱える大手企業だけでなく、1店舗で導入をされていることもあるので、集客の手段として上記のアプリなどそのほかのアプリもオススメです。
初期費用が掛からないアプリもあるので、導入検討の際はお問い合わせするといいでしょう。

まとめ

デジタル販促は来店されたことのないお客さまを呼び込む手段として強いといえますが、アナログ販促は来店されている方へ行う販促にもなるため、どちらもバランスが大切です。
デジタル販促はアナログ販促よりも集客に向いた手段になるでしょう。
素早く広範囲に情報を配信できるメリットがありますが、店舗運営の場合、お客さまにリピーターになってもらわなくては目標に到達するのは難しくなるでしょう。
直接対面する機会が多いアナログ販促も並行して行うことで新規を集客しつつ、リピーターを獲得するように販促を行っていきましょう。