3つのステップで効果的な販促キャッチコピーを作ってみよう!
【STEP.1】伝えたいことを整理する
                                            キャッチコピーを作る前に、お客さんに伝えたいことは何なのか整理しておきましょう。
                                            以下のリストを考えてみることで、商品(サービス)のよさが見えてきます。
                                        
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                                                この商品(サービス)は何か?
 主語を明確にしてみましょう。
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                                                何の役に立つのか?
 商品(サービス)の利点を考えます。
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                                                誰にとって役に立つのか?
 買う人と使う人は別の場合があるので注意してください。
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                                                商品を使うと、その人にとってどんなよいことがあるのか?
 「こんな期待に応えられる」という約束ごと(プロミス)を考えます。
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                                                商品を使うと、どんな不便が解消できるのか?
 商品を使うことで、どんな問題点を解消できるのか考えます。
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                                                どうやって使うのか?
 使用方法を伝えられるようにしましょう。
 ここで使い方のアイデアを広げられると、潜在的な需要を発掘できます。
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                                                他社商品と比べてどんな点で優れているのか?
 他社と比べて優れている点を考えてみることで、競合優位に立つ狙いがあります。
                                            一見カンタンな質問事項に見えますが、実は重要な意思決定がされる部分です。
                                            あらためて商品のアピールポイントを考えてみてください。
                                        
【STEP.2】お客さんをイメージし「本音」を探る
                                            伝えたいことがまとまったら、キャッチコピーをつくるための準備をしていきましょう。
                                            このステップは、【STEP.1】の深掘りです。
                                            売れるキャッチコピーをつくるためには、メッセージ性が必要です。
                                            メッセージ性を強めるためには、お客さんが商品を選んでいるところを想像して、どのように声かけするのかイメージしてみるとよいでしょう。
                                            不特定多数に対してではなく、世界に一人しかいないお客さんに対して声をかけるなら、どんなことばでプレゼンするか考えてみてください。
                                            またお客さん自身も気づいていない、お客さんの「本音」を引き出せれば、さらに販促の成功確率がアップします。
                                            本音というのは、表向きの動機の裏にある、本当の気持ちのことです。
                                            たとえば家の壁に穴をあけるために、ドリルをはじめて買おうとしている人がホームセンターに来たとします。
                                            そのお客さんに対して、「どんなドリルをお探しですか?」と尋ねても答えが出にくいかもしれません。
                                            なぜなら、お客さんが本当に欲しいのはドリルではなく「壁に穴が空く」という結果だからです。
                                            意外なことですが、お客さんは「本当に望んでいるものは何なのか?」をわかっていないことがあります。
                                            その気づいていない本音を売り手が気づかせてあげれば、お客さんは買うきっかけが明確になり商品を買ってくれるようになります。
                                        
【STEP.3】キャッチコピーをつくってみる
                                        これまでのステップを踏まえてキャッチコピーをつくっていきましょう。
                                        キャッチコピーのアイデアに、はじめての方向けのアイデアを記載しているので参考にしてみてください。
                                        キャッチコピーをつくるときは、以下のチェックポイントを気にしてください。
                                        
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                                                お客さんが使うことばを使っているか?
 お客さんは「自分ごと」にできないことばを敬遠する傾向があります。
 特に専門用語や、カタカナことば・略語などを使うときは注意が必要です。
 お客さんが日常会話に使用することばかどうかを基準にして考えてみてください。
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                                                不満や不安に寄り添っているか?
 不満・不安・不足を商品によって解消できることをうまく提案できれば、効果的なキャッチコピーになります。
 お客さんの悩みをさりげなく提示して、その処方箋を差し伸べられるような気持ちで考えてみてください。
 弱みにつけ込んで脅しにならないように注意しましょう。
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                                                メリットを具体化できているか?
 メリットを具体的にわかりやすく打ち出せているかも確認しておきましょう。
 たとえば「体にいい油」と「コレステロールを抑える油」では後の方が具体的なメリットが伝わります。
 「体にいい」というのは人によって捉え方が違ってくるので、良さが伝わりにくいでしょう。
 商品の特長が正しく伝わるのかも、チェックしておいてください。
 また、具体化する方法に、数字を使うという手法もあります。
 たとえば「たくさんの人が効果を実感しています」というよりも「利用者の98%が効果を実感」と書く方がコピーの力は強くなります。
 「たくさん」「ほとんど」「大半」といったことばよりも、厳密な数字を使って言われる方が具体的にイメージでき、説得力も増します。
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                                                お客さんを主語にしたコピーになっているか?
 キャッチコピーは具体的な方がよいですが、具体的すぎるとかえってイメージしにくいこともあるので気を付けてください。
 たとえば商品のスペックなどからキャッチコピーをつくると、売り手中心のコピーになってしまいがちです。
 「お客さん」を主語にして、お客さんの心に響くようなコピーを考えてみてください。
 × 売り手が中心になっているコピー
 「1秒あたり30コマの連写を実現!素早く動く被写体を高速・高精度に捉えます。」
 ○ お客さんが中心になっているコピー
 「運動会でお子さまの動きを正確にキャッチ!一瞬を見逃さず最高のシーンを残せます。」
 
販促に効果大!キャッチコピーのアイデア集
                                            最後にキャッチコピーのアイデアをご紹介します。
                                            キャッチコピーはそのまま使うのではなく、まず自社の商品・サービスについて整理しておくのがオススメです。
                                            ▲キャッチコピーを作る手順はこちら
                                        
お得感を訴求する
                                            「安い」と思ってもらえるキャッチコピーは、売上アップに効果的です。
                                            実際に高めの商品を販売したときであっても、通常よりもお得に感じてもらえる工夫をしてみましょう。
                                        
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実績を入れる
                                            商品の実績を入れるときは、具体的な数字を入れるようにしましょう。
                                            厳密な数字を入れることで説得力がアップします。
                                        
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限定感を打ち出す
                                            限定感を打ち出すことで、お客さんにいますぐ買ってもらう動機づけができます。
                                            購入してもらったあとも「普通の商品よりもよいものが買えた」「買えてよかった」と満足感を持ってもらいやすいです。
                                        
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お客さんの声を掲載する
                                            お客さんからのレビューやクチコミがあれば引用してキャッチコピーにすることもできます。
                                            第三者からの評価は説得力が増します。
                                        
- 「他の野菜とはみずみずしさと甘みが全く違いました」
- 「使って良かったです!もっと早く知っていればよかった・・・」
ランキングを入れる
                                            ランキング形式のキャッチコピーはお客さんの目を惹きつけやすく効果的です。
                                            自社独自のランキングを作ってみましょう。
                                        
- スタッフが感動した「泣ける小説ベスト5」
- 店長イチオシ「おすすめメニューランキング」
- 手土産・ギフトのお菓子 堂々のランキング1位!
※他社商品やサービスと比較する場合は根拠の記載が必要なので注意してください。
カンタンさの訴求
                                            カンタンであるという利点があれば訴求しましょう。
                                            商品・サービスを購入したらどんないいことがあるのか想像できるコピーにしてみましょう。
                                        
- 帰宅して5分で準備できるクリスマスディナーキット
- お手入れは5秒!水洗いするだけ
- 小さなお子さまでもできる!○○牧場のチーズづくり体験
擬音語や擬態語を使う
                                            擬音語や擬態語をつかったキャッチコピーもおもしろいです。
                                            どんな商品なのかイメージが膨らむフレーズを考えてみましょう。
                                        
- さくさくモチモチ お餅をパイで包んだ新食感のスイーツ
- 利用者の90%以上の方がサラサラヘアを実感
疑問文を入れる
                                            キャッチコピーを疑問文にするのも効果的です。
                                            疑問を投げかけることで、お客さんに考えてもらったり、検討してもらえる機会ができます。
                                        
- ○○はじめてみませんか?
- 今年は大雪警報。タイヤ、長靴、スコップの備えは大丈夫ですか?
- いい夫婦の日に、ご両親へペア食事券を贈りませんか?
                                            キャッチコピーのつくり方を解説してきましたが、実は効果的なキャッチコピーをつくるのはとても難しいです。
                                            売れる販促企画・キャッチコピーにするには、それなりの「数」をこなす必要があります。
                                            そもそも、ヒットする販促企画も全体の10%~20%ぐらいの確率でしか出せないものです。
                                            効果的な販促ができるようになるためには、販促を何度も実施して改善するといった積み重ねが大事です。
                                            販促を実施して効果検証し、次に活かすという一連のサイクルがきちんとできれば、成功体験からも失敗体験からも学べます。
                                            経験を積むほど成功の確率も上がり、会社独自のノウハウができ、財産となっていきます。
                                            継続することで、成功率を高めていってください。
                                        
 
                 
             
             
             
         
                


 
                 
                                         
                                                 
                                                








 
                 
                
